土曜日に佐々木さんから“緊急”という電話がかかってきて、日曜の午後から『阿曾原温泉小屋』へ行ってきました。


緊急と言うのは、隧道から小屋へ電気を引いている分電盤が煙を噴いていると言う事でした。
行ってみてビックリでして、分電盤から焦げ臭い臭いはするし、高熱隧道のような熱波も出ていた(@o@)
このまま放っておくと、小屋へ200Vが流れ込み、電気製品がすべてパーになる所でした。
いやいや危ない所でした。

まぁ、なんとか修理も出来、安心して電気が使えるように直す事が出来ました。
しかし、なにぶん古い設備ですので手直ししなければならない所が何カ所もあり、いつかもう一度行かなければ行けないかもしれません。(嬉)




さて、文字だけでは寂しいので、道中の説明でもしましょう。

今回は、小屋での作業員という立場でしたので、移動にはすべて電車を使わせていただくことが出来ました。
付き添いには、大仏さん(誰)が同行してくれました。(許可証が必要)

最初に宇奈月温泉黒部峡谷鉄道駅からトロッコ電車(作業用定期電車)に乗り欅平駅まで行きます。
途中すれ違った電車には、観光客の皆さんが大勢乗って居られましたが、私が乗った電車はさすが作業用、ガラガラでした(笑)
さて、欅平駅を下りたら、狭い冬季歩道の様な道を進んでいきます。


しばらく進んだら、今度はトロッコ電車の線路を歩いていきます。


そしたら、縦坑のエレベーター乗り場に着きました。
見学会の時は、大きなエレベーターでしたが、今回は左側にある普通のやつです。


エレベーターは高度差約200mを一気に上がりまして、たどり着いたのがここだ。



ここからは、バッテリーカーにお世話になります。
狭い電車に揺られ揺られて、阿曾原温泉駅に到着。
小屋への分電盤は、この左側に有るんです。



ロッコ電車のトンネルを抜けると、すぐ目の前が阿曾原温泉のテント場でした。
そこから、少々登ると小屋がありました。
阿曾原温泉小屋は始めてですが、想像していたより大きくてビックリでした。
こんなに大きな建物を、毎年組んだり壊したりするのは大変な労力ですね。



仕事を終えた後は、やっぱりこれでしょう(笑)
風呂に入っての一杯はかけがえのないもんです(^^;;


奥に見えるトンネルは、導水路の横坑らしいです。
そこからお湯が引かれています。



小屋には、室堂から入って池ノ平を経由して阿曾原へ来られたという、平均年齢70才位の団体さん17名が居られました。
なんでも、茨城から来たそうです。
とにかく元気な人達でして、風呂の中で秘境に来られたとものすごく喜んでいました。
テント場には、学生さん達が4張りほど。



小屋管理人の佐々木泉さんには、大変良くして頂き、感謝・感謝でした。
奥さんも気さくできれいな方でした(^0^)v。
次回は、下の廊下を通って行って見たいもんです。