エコキュートの性能


『COP』(消費効率エネルギー)



hoochieさんの日記にネタがあったので、チョイ失敬 (^^;;

> 結局お湯をわかすのに空気の熱を取り込んで圧縮してより高温にしてから水に熱だけを伝えているので、炎はどこにもないし電気代もさほどかからない。



耳にした事有るかもしれませんが。
エコキュートやエアコンなどのヒートポンプ製品のカタログには、『COP』(消費効率エネルギー)と言うのが書かれています。
電気ヒーターの場合、1kwのエネルギーで最大1.0kw(過去はkcal/h表示)の熱を生産しますので、『COPは1.0』となります。

つまり、蓄熱暖房機の4kwタイプは4kwの電気ヒーターで4.0kwの熱を生産します。電気代は1時間.4kw(電力)×23円となります。
エアコンの4kwタイプは約1kwの電力でエネルギーを作り出すので、1時間.1kw(電力)×23円という事です。(北陸電力、日中の電気料金)

 注、エアコンの場合、室温が設定温度に達した時には、コンプレッサーが低回転しますので、電気代はもっとお安くなります。



ヒートポンプユニットはかなりの高効率で熱を生産しますので、エアコンなどは『3.0〜6.0』の数値をたたき出します。
エコキュートは、4.5〜5.0です。(COP1の電気温水器から比べると価格も相当違います)
つまり、この『COP』の数字が大きいほど性能が良いと言う事ですね。



同じメーカーのエアコンでも、普及品から高級品によって『COP』が変わってきます。
そう、金額が高い機種ほど『COP』が大きく、☆印の多い省エネルギー製品であると言う事なのです。

同じ畳数のエアコンでも『COP』の高いメーカーの方が優秀という事で、さほど金額が変わらなかったら、どっちを選ぶかな(笑)



ところで、ガスや石油製品の「エネルギー消費効率」は%(パーセント)で表記されます。
電気のように、1=1と言う事や1=4と言う事は絶対に無くて、熱効率の良い製品でも40%〜50%程度です。
台所の室温が上がるのは、無駄に逃げた熱のせいだし、その為に換気扇を回す、風がおこる、油や湯気が部屋に舞う・・・
ただし、ガスの消費量を増やせば、恐ろしい位の熱を発生出来ますので、中華料理などには良いのかもしれません。

ちなみに、IHクッキングヒーターの熱効率は90%です。(火が無いので安全)



さて、各メーカーは製品の色々な機能をアピールしていて、その方面ばかりに目がいってしまいがちですが、一度『COP』の数値を比較されるのも楽しいかもしれませんよ(笑)







えっと・・・なんなんですが (^^;;
ハウスメーカーさんは、金額を抑えるためにか最初から『消費効率エネルギー』の悪い製品を取り付けられます。
(ちょ〜やすもんを、付ける所もある)
予算の事も有るだろうけど、ちゃんと顧客と相談して決めればいいと思う・・・







この文章を書くのに相当なエネルギーを要しました。 たぶんCOP0.05位だろう・・・(金利か ^^;; )