エコキュートはとても素晴らしい製品なのですが、リスクもあります。




各メーカーが特に力を入れているエコキュートですが、カタログの分かりにくい所に必ず「井戸水の場合、配管を詰まらせる成分を含んでいることが多く、早期に詰まりなどトラブルの原因になります。 」等と記述されている。


当町も100%井戸水である。
なので、なかなかお勧めする事が出来ない(;悲;)


しかし、ハウスメーカーの新築物件は当然のようにエコキュートが設置されている。
井戸水で設置する場合は、水質検査をするのが当たり前だが、ちゃんと行っているのだろうか?
リスクの説明もしているのだろうか?


メーカーによっては適応する水質であれば3年保証するという製品もある。
でもそれはマレであって、ほとんどのメーカーは井戸水で使った場合保証対象外(自己責任)となる。


聞く所によると、3年で故障し買い換えを余儀なくされたという話しもある。
保証は何処にもないので、約80万円がパー!となった訳です。

電力会社が強く進めるので、購入に踏み切った訳だが、壊れた事を話す(怒)と「もともと、製品は1年保証しかないので仕方ないでしょう」だって(笑)




工務店ハウスメーカーは、こういったリスクの確認を取っているのだろうか?心配です(関係ないけど)



では、なぜ井戸水はエコキュートに使えないかというと、私もいろいろWebを調べてみた物の写真を伴って詳しく紹介している所は有りませんでした。
なので、思い切って(ウソ)公表しましょう(笑)


詳しい仕組みは割愛しかんたんに。(他で調べて下さい)
エコキュートのヒートポンプユニット(室外機)で作られた熱源(炭酸ガス)は、内径12mmほど(おおよそ)の配管の中を流れます。
その、内径12mmほどの配管の中に外径5mmほどの配管が2本ねじれながら通り、この中を水が流れて熱交換される訳です。


とまぁ、書いてもイメージが湧きませんよね。
なので、写真を載せましょう。






こんな物が、エコキュートの中に入っていて、熱交換するのです。
だもんで、カルシウム(重金属?)や砂・錆など不純物が混入した場合、詰まってしまう訳なのです。


詰まった場合、この配管部分だけを交換すればよさげ。
と、思ってしまうのですが、メーカーに聞くと「炭酸ガスは超高圧で封入されているので、現場では絶対に修理出来ません」だと。
では、室外機を取り外してメーカー送りの修理が可能かというと、それもダメだそうです。(可能なメーカーも有るかも)

つまり、水関係で故障した場合、ヒートポンプユニットの取り替えとなるのですが、3年も経つと適合するユニットが生産されていないというのが、現実でしょう。
(さらなる省エネタイプへと製品改良されるため)



とまぁ、エコキュートにはこういったリスクがある訳ですが、メリットも沢山あります。
エコキュートに交換したら、電気料金割り引きプランを使えるようになり、10,000円/月 安くなった」と言われる方も居ます。

なんと言っても、電気代が1/3になる訳ですから、深夜と早朝にまとめて使うようにすれば、ものすごくお得になりますね。

夏に、エアコンを朝まで付けっぱなしにしてもたいした電気代にならない(笑)


ほかには、電気温水器と違い、お湯が足りなくなった場合には、日中の電力で湧き増しさせる事も可能です。
 (すぐに湧くので、電気代も安い)
それに、直圧式ですので2階でも十分な圧力のシャワーが使えます。

とまぁ、良い事も多い商品です。



ちなみに、井戸水でも、水質検査をしてデータに余裕がある水であればバンバンですよ。
 (不可と言うデータが出される地域も有る)


でも「リスクは有る」とご理解下さい。