福野町 夜高祭り

banchi2005-05-03

昨晩、福野町の夜高祭りへ行って来たんです。
綺麗に彩られた曳山の行燈が内部からの電飾により夜の町にすばらしく綺麗に映えてました。
町内の至る所では個人が作ったミニ曳山や関連物などが展示してあり、町自体も一緒になって盛り上がっているのが、よく分かった。

曳山7台は、19時頃から拍子木を叩きながら威勢の良いかけ声を上げて町内を各々巡回し、途中で休憩している時には、若い衆が道ばたに輪になって座り込み、拍子木を叩きながら夜高節を歌うんですが、これがまたまた絵になる風景なんです。(輪の中心にアルのは一升瓶なんですが・・・)

さてさて、そうこうしているうちに時間も経ち、深夜11時頃になると、どこからとも無く曳山が4台対3台に分かれてメイン道路に向かい合って結集!
さぁ、これからがお祭りの本番!

曳山は息を殺すようにジッとタイミング待っている間に、若い衆が曳山の上へ数人駆け上り跳んだりはねたりと、準備体操開始(笑)
各曳山を先導する提灯を持った世話人達が、一カ所に集まって、なんだか儀式を始めた。提灯を上げたり下げたり。そしてかけ声を掛け合ってから、それぞれの曳山へと戻っていった。・・・さぁこれから始まるのか?

警備に当たっている警察官が、下がれ下がれと大声を発し始めた!
慌てて近くにあったカメラ屋さんの防護壁のそばへと待避する。
そうなんです、お店や家が壊されるので防護壁(雪囲い風)が作られてるのです。
そして、大勢の人だかりと共に、若い衆のかけ声に煽られるように、見学者の気分も盛り上がっていき、町の雰囲気が豹変したその時!向かい合った曳山がすれ違いざまに、曳山を飾っている行燈を蹴ったり、むしり取ったりと喧嘩が始まった!曳山どおしが絡み合って動かなくなる!上でも下でも喧嘩!喧嘩!喧嘩!
その、雰囲気と酒に煽られて、若い衆も掴み合いの喧嘩が始まる!
そして、町内全体が地響きのように、ウォ〜〜〜っとピークに達したのです。

そして、1時間あまりの間に、なんどもなんども喧嘩をした曳山はもうボロボロ・・・

目の前で、見た迫力はス・ゴ・イ! ってしか言いようがない!
で、一緒に行った子供達も目をまん丸にしながら、凝視していましたが楽しんでいたようです。子供の目線で見た喧嘩祭りは、また違った様に受け止めている事でしょう。

避難させて頂いたカメラ屋さんには、防護壁を利用させて頂いたり、末娘にはよく見えるようにと踏み台まで貸して頂いたり、おじいさんには、色々とお祭りや曳山の事などを教えて貰い、親切にして頂きありがとうございました。m(_ _)m

来年はどこへ行こうかな(笑)

喧嘩祭りの雰囲気をご覧になりたい方は「夜高祭り」ここをクリック(QuickTimeが必要)